ものものしい

買いたいものとか買ったものとかについて大騒ぎします

DeLonghi(デロンギ)コンベクションオーブン スフォルナトゥット EO1490J-W を買った

20120613081759パン焼き・及びオーブン料理用に
DeLonghi(デロンギ)コンベクションオーブン スフォルナトゥット EO1490J-W
を購入しました。

かわいい。まず、つまみが赤、と言うのが良い。
白×黒×ちょっとくすんだ赤のデザインが、そこはかとなくレトロで、そしてちょっとおもちゃっぽい。


 使い勝手はいたってシンプル。 温度を設定して時間のつまみを回して材料を入れるだけ。
扉があいたら自動的に火が消える、とか なんちゃらセンサーで庫内のなにかをキャッチ、とか
ボタン1つで唐揚げが出来るとか焼き魚が出来るとか、いわゆる便利な機能はついていない。

なんなら温度もタイマーも当てにはならない。
設定温度に関係なく温度が上がっていくので注意が必要だ。(たぶん、設定温度になると電熱線が弱くなる、位のことはすると思う。たぶんだけど。一応、温度のつまみは245度まで、と言う事にもなってる。庫内温度計で確認すると260度までは上がったけれど)。
電源を切った後も庫内を冷却する機能などはないようなので、しばらく温かいまま。予熱でチーズトーストくらいは出来ます。

要するに非常にシンプルな、熱を加えると言う事に特化したオーブンなのだ。

そのシンプルさを、便利と取るか不便と取るかは人それぞれの使い方だとは思うけれど、とにかく私は
「庫内温度を250度近くまで上げる事ができるオーブン」
(出来れば30分もかからずに!)
「そのまま焼成中は高温を保ってくれるオーブン」
(安全のため5分で温度が下がります☆とか言わない)
「外気温の影響が少ないオーブン」
(夏と冬で40度くらい庫内温度が違う、とか、食品を入れるためにドアを開けるだけで20〜30度温度が下がり、そのまま戻らないとか、きー!いつになったら庫内温度200度越えるの?「予熱終了」サインは出てるけど、庫内温度計は100度近く低いじゃん?……とか、そう言うことがない)
を求めていたので、今の所全く不満はない。


実際、「多機能スチームオーブンレンジ」を使っていた時は、庫内温度のままならなさに四苦八苦していた。
とにかく、庫内が広いせいか、予熱に時間がかかる。予熱終了後、ドアを開けるだけで庫内温度が20〜30度下がってしまう。
外気温の影響(夏と冬で庫内温度の暖まり方が違う)も大きく、冬場のバゲットは、何度か失敗して萎えた。
庫内に温度計を入れて温度管理を試みたこともあるが、それでわかったことは「予熱設定は全くアテにならない」と言う事。
予熱終了のサインが出ていても庫内温度計がその温度を指していない、ということは”普通”で、例えば私はパンを焼くのに240〜250度位を設定していたのだけど、予熱終了のサインがでていても、庫内温度計は150度程度、と言う事もあった。


ー聞く話によると、庫内温度は、庫内全体を測っているわけではない、ということで、庫内の、例えば中央なら中央の一部がその温度になっていたら「予熱完了」となるのだという。それが正確かどうかはわからないけれど、なるほど、それなら温度設定があてにならないのもわかる。そして、そのような設定がされているのであれば、このオーブンレンジをどう工夫しようとも、根本的に「温度を上げる」のは無理だと思ったー


もちろんそれらの「オーブンの癖」をきちんと把握して、上手に使っている方はたくさんいる。しかし、私にはどうしても無理でした。それで、早々に見切りを付けて、デロンギ・コンベクションオーブンの購入に至った訳です。


さて、DeLonghi(デロンギ)コンベクションオーブン。
シンプルなオーブン、と書きましたが実際は

・上下ヒーター+ファンのコンベクション機能。
・風なし上下ヒーターで普通のオーブン

に加え

・下火のみ(バゲットにいいんじゃないかな〜とただいま実験中)
・上火のみ(焼き色を付けたい時に) ・風のみ(解凍に使うらしい)

と5種の調節が可能ですから、調理の幅はかなり広いと思います。

庫内で風を起こし熱の対流を助けるコンベクション機能は、 熱の回りが早いので予熱に利用したり、ピザやパンなどで温度を下げたくない場合に使っています。 また、乾燥気味に仕上がる気がするので、クッキーやシュー皮などサクッとさせたいものにも。メロンパンのビスケットなんかはサクサクとした軽い仕上がりに。

ただ、バゲットなどは乾燥気味に仕上がって表面につやがなくなってしまいますので 最初の5分は下火のみにするなど、調整しています。

下火モードは、じっくり火を通すものにむいているかも。野菜を焼いたり、蒸し煮(焼き?)みたいなものも作れます。コンフィもこのモードで作るといいみたいなので、一度挑戦してみたい。

更に付属のピザストーンは、熱伝導率が抜群に高く、薄いピザがかりっかりに焼けます。当初、焼き時間をオーブンレンジを使ってる時と同じにしたら、生地が堅くなりすぎてしまったくらい。


 早速作ったオーブンポテトはほくほくの仕上がりです。 前にwiredcafeで食べて、凄く美味しかった、フライドポテトのサワークリーム&スイートチリソースがけをお家でも!

水と準強力粉と塩とイーストだけのハードパンはこんな感じ。

オーブンレンジのエッジがたっているのは、クープにバターを塗って無理矢理開かせているから。 どちらも練習中なのできれいに出来てはいませんが、デロンギさんの方は大きな気泡が入っている事がわかります。 クラスト(皮)もパリパリ!

とにかく、温度にたいするストレスが減ったのが嬉しくて、色々なオーブン料理に挑戦しています。
しかしこんなことなら、レンジはレンジ、オーブンはオーブン、でそれぞれ単機能のものを買えばよかった。

*庫内温度を表示する機能はありませんので、オーブン用の温度計を用意しなければなりません。私はTANITAのこれを使っています。庫内に掛けられるのは便利。

TANITA オーブンサーモ オーブン用温度計 5493

TANITA オーブンサーモ オーブン用温度計 5493

*250度以上に温度が上がりますし、庫内は狭いので、もしもの時ー電熱線に触れてしまった時ーの事を考えてグローブは耐熱性の高い物を使っています。

耐熱グローブ1双

耐熱グローブ1双

使っているのはこれ。表面にゴムやシリコンが付いておらず、250度以上耐えられるもの、を探しました。

一度だけ、天板に引いていたクッキングシートが電熱線に触れてしまって火が出た事があったのです。
シートが少し大きくて、奥で触れてしまったみたいでした。庫内ですぐに消えたけれど、以来、耐熱温度には気を使うようになりました。

パウンド型に敷く紙なんかは専用のものかクッキングシートなんかで作りますが、天板に引くシートは「フライパン用ホイルシート」を使っています。