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デロンギ・オーブン用・下火の強化に役立つ”魔法の銅板”

f:id:skbn:20121130140330j:plain デロンギのコンベクションオーブンを購入した際、同時にパン焼き用の魔法の銅板を注文した。

元々、電気オーブンのときも利用していた銅板を引き続き使いたいと思ったのと、庫内サイズの小さいデロンギのコンベクションオーブンを出来るだけ広く使う為だ。

魔法の銅板とは、要するにオーブンなどに利用する天板で、その名の通り銅の板である。

通常ついているオーブンの天板の上に、熱伝導率の高い銅をのせる事で、家庭用電気オーブンの下火の弱さ・温度のあがりにくさを助け、高温でさくっと焼き切りたい、パンやクッキー、パイなどにも効果を発揮する。
フランスパンなどは、下火が強くなる事で、さくっと焼けるのはもちろん、クープも開きやすくなるし、気泡も入りやすくなるようだ。
下から強い火が入るので生地が充分立ち上がり、内側から押し広げられた結果、クープが開きやすいのだろう。

私は、高橋雅子さんの「ゆっくり発酵バゲット&リュスティック」でその存在を知った。

 正直に言うと、私自身は、クープを開く事も、気泡をぼこぼこあけることにもあまり興味はなくて、だからしばらく使わずに焼いていたのだけど、当時使っていた電気オーブンへの悩みー特に、冬場の「ドアを開けた瞬間、50度近く温度が下がってその後、温度がなかなか上がってくれない」に直面して、せめてピーラーとして使用できないか、と購入したのであった。

銅板なら、天板の予熱をしておかなくてもすぐに温度が伝わり、あらかじめ生地をのせた物をつっこむだけなら、扉をあける時間も短縮できる。
結局、その後その悩みを根本から解決すべく、コンベクションオーブンを購入する事になったのだけど。

 コンベクションオーブンにしたのだから、銅板は必要ないだろうと考えていた(ピザストーンも付いてるし)が、結局、庫内を広く使えて便利、と言う人の言葉に購入を決めた。
実際、電気オーブン以上にその威力を感じている。電気オーブンと同じ時間同じ温度(設定自体は)で銅板を使って焼くと、下は焦げてしまうくらいだ。

 サイズの方は、31cm5mmx23cm0mm(出来上がりサイズ)で注文。当初、広く使う為に庫内サイズ最大で30cm×26.5mmで注文していたのだが、購入したショップから連絡があり、「庫内に隙間がないと(23cmの方は、前後に少し余裕ができる)熱の周りが悪くなる(対流の問題?)」とのことで、変更したのだった。
その際、銅板と更にその下にひく天板が密着している方が良い、との事で、ステンレス版も注文。
(銅板は一枚で使うのではなく、オーブンの天板の上にのせてつかう。
デロンギのコンベクションオーブンは、庫内の左右に溝があり、そこを網をはめ込んで、天板をのせてつかう。
天板はかなり縁があるタイプで、庫内をフルで使いたい今回は、網の上に直接置くしかないか、と考えていたのだが、網では当然密着しないので熱を伝導してくれない……ってよく考えたら当たり前だった)

届いたその日から、フル活用している。
クッキーは素早くさくさく、白崎茶会のタルトもスコーンもスティックも、きっちり焼けるのが良い。全粒粉スティックは、伸ばした生地に切り目を入れて、途中オーブンから出し、切り離すのだけど、天板がフラットだとそのままパン用ナイフを切れ目に落としていくだけ。銅板がかなり暖まっているので、温度も下がらない。

 

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パウンドケーキの立ち上りも、バゲットの穴もいい感じ。
セットで買ってよかった、と思っている。

 










ゆっくり発酵 バゲット&リュスティック (少しのイーストでつくるパン3)

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かんたんお菓子: なつかしくてあたらしい、白崎茶会のオーガニックレシピ

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